サイレントモラハラとは
サイレントモラハラは、言葉による直接的な暴力はないものの行動や態度で相手を傷つけ、精神的に追い詰めていく行為を指します。
モラハラの加害者は、自分の価値観が正しいと信じており、相手の気持ちを汲もうとしません。
このような態度が日常的に続くと被害者は深刻な精神的ストレスを抱えてしまいます。
サイレントモラハラの具体例
サイレントモラハラには、以下のような具体的な行動が含まれます。
- 無視やそっけない態度で相手を傷つける
- ため息や舌打ちで不満を示す
- 露骨な不機嫌な態度をとる
- 無表情で睨みつける
- 必要な情報や支援を提供しない
一見些細な行動に見えるかもしれませんが、これらが繰り返されると被害者は徐々に追い詰められていきます。
サイレントモラハラの被害に気づくのが難しい理由の一つでもあります。
そんな私もサイレントモラハラという言葉にたどりつくまでとても時間がかかってしまいました💦
加害者の特徴
サイレントモラハラの加害者には、以下のような特徴があります。
- 自分の考えが絶対だと思い込んでいる
- 相手の意見を聞こうとしない
- 外面は良い人柄を演じる
- 自分の欲求を優先し、相手の気持ちを無視する
加害者は自分勝手な価値観に基づいて行動し、相手を思いやる姿勢がありません。
そのため、サイレントモラハラの被害に気づかれにくい傾向にあります。
被害者の特徴
一方、サイレントモラハラの被害者には以下のような特徴があります。
- 自己主張が苦手で控え目
- 相手の機嫌を気にする
- 責任感が強く、自分を責める
- 自信がなく、自分を卑下する
被害者の特徴 | 影響 |
---|---|
自己主張が苦手 | 加害者の言動に抗議しづらい |
責任感が強い | 自分に非があると考えがち |
自信がない | 加害者の行動を正当化しがち |
このように、被害者の性格的な特徴からサイレントモラハラに気づきにくく、被害が長期化しがちになります。
まさに私に当てはまるものです💦
控えめ、責任感が強いはともかく自己主張は苦手、自信がないはピタリです💦
サイレントモラハラのチェック
サイレントモラハラの被害にあっているかどうかを確認するには、以下のようなチェックポイントがあります。
複数の項目に当てはまる場合は、サイレントモラハラの可能性が高いと言えます。
話しかけても無視される
会話の際に無視されたり質問や要望を無視されたりするのは、サイレントモラハラの典型的な行動です。
相手の存在自体を無視することで、精神的に追い詰めようとしているのです。
無視は、相手への敬意を欠いた非常に失礼な行為です
特に、家族や職場の同僚など、日常的に関わる人間関係でこのような態度をとられると深く傷つきます。
無視は簡単に済ませられる問題ではないんですよ💦
大きなため息や舌打ちをされる
大きなため息や舌打ちは、サイレントモラハラの代表的な手口の一つです。
これらの行動で、相手に対する不満や軽蔑の気持ちを表します。
ため息や舌打ちは言葉による直接的な攻撃ではありませんが、その意味するところは「あなたがウザい」「あなたのことが嫌だ」ということです。
私は何か気に入らないことをやってしまったのだろうか?
何がいけなかったのだろうか?とかなり悩みました。
繰り返されると、被害者は自尊心を傷つけられ居場所がなくなってしまいます。
不機嫌な態度や無表情で睨みつけられる
サイレントモラハラの加害者は、頻繁に不機嫌な態度をとったり無表情で睨みつけたりします。
これも精神的な嫌がらせの一種で、言葉は発していないものの態度で相手を傷つけようとするものです。
相手の機嫌が悪いと、その場の空気が張り詰めます。
不機嫌な態度が続けば、被害者は常に緊張状態におかれ、精神的な負担が重くのしかかります。
うちも玄関のカギがカシャと空いた音がしたら子供たちに「静かにしてね」と言うのが常でした💦
今考えると異常ですよね💦
そっけない態度や独り言で文句を言われる
そっけない対応や、独り言で文句を言われるのも、サイレントモラハラの一種です。
加害者はこのような態度で、被害者に嫌な思いをさせようとします。
例えば、被害者に何か申し出があっても「あぁ、そう」とそっけなく受け流したり、被害者の存在を意図的に無視したりする態度です。
さらに「あの人がまたしでかした」など、独り言で被害者の悪口を言ったりもします。
こうした態度が繰り返されれば、被害者は孤立無援の境遇に追い込まれてしまいます。
サイレントモラハラの影響
サイレントモラハラの影響は、被害者に深刻な心理的ダメージを与えます。
外傷は目に見えないため、周囲から理解されにくいのも問題です。
実際に体験した私は最初は誰にも相談できずにいました(´;ω;`)ウッ…
サイレントモラハラは、日常的に精神的な嫌がらせが行われるため、被害者にとってストレスが高まります。
不安感や緊張感が常に付きまとい、心身ともに疲弊してしまうのです。
ストレスが溜まると、集中力の低下や睡眠障害なども起こりかねません。
ささいなミスが増えたり、生産性が落ちたりと仕事にも支障が出る可能性があります。
長期化すれば、深刻なうつ病などの精神疾患にもつながりかねません。
私の経験から言って・・家で感情を出さないようにしているので会社でふと空き時間ができた時に考えてしまい涙がでてきたりすることもありました。
仕事も前向きにできなかったり精神的に追い込まれてしまうことは多々あると思います。
自尊心や自信の低下
サイレントモラハラの被害者は、常に無視されたり嫌な態度を向けられたりすることで、徐々に自尊心や自信を失っていきます。
自分は無価値な存在だと思い込んでしまうのです。
自尊心が低下すると、被害者はますます加害者の言いなりになりがちです。
そのために加害者のモラハラ行為が助長され、さらなる精神的虐待に繋がってしまう危険性があります。
人間関係の悪化
サイレントモラハラが職場で起これば、被害者は孤立無援の状態に陥りかねません。
周囲の理解が得られず、人間関係が次第に悪化していくこともあります。
加害者は被害者の悪口を周りに広めることもあり、被害者は次第にパワハラやいじめの対象にもなりかねません。
結果的に被害者が職場を去らざるを得なくなる場合もあるかもしれません。
証拠の収集と保全
サイレントモラハラの被害は立証が難しいため、しっかりと証拠を収集・保全することが重要です。
具体的には、以下のようなことが考えられます。
- 加害者の行動を文書に記録する
- 目撃者がいれば証言を求める
- メールなどの通信記録を保存する
- カウンセリングの記録を残す
証拠があれば、後に法的措置を取る際の材料になります。
被害が長期化し深刻化する前に、早めに証拠を残しておくことが賢明です。
私もこのことに気づいて証拠集めを始めました。
専門家への相談
サイレントモラハラの被害から抜け出すには、専門家の助言を求めることが有効です。
弁護士や心療内科医、カウンセラーなどに相談しましょう。
専門家 | 役割 |
---|---|
弁護士 | 法的対応のアドバイス、示談交渉 |
心療内科医 | 心身のケア、メンタルヘルスの改善 |
カウンセラー | 精神的サポート、対処法のアドバイス |
一人で抱え込まず、専門家に助言を求めることで、適切な対策を立てられるはずです。
第三者機関への相談
サイレントモラハラの被害に遭っている場合、第三者機関に相談するのも一つの方法です。
例えば、職場でのモラハラなら労働組合や労働基準監督署へ、家庭内のモラハラならモラハラ相談所や女性相談センターなどが考えられます。
第三者機関では、客観的な立場から適切なアドバイスが得られるでしょう。
加えて、機関を介して加害者への警告や示談交渉なども行えます。専門家ではない一般の第三者に相談するよりも、確実な対応が期待できます。
まとめ
サイレントモラハラは、言葉による直接的な嫌がらせではないため被害に気づきにくいのが特徴です。
でも、無視やそっけない態度、ため息や舌打ちなど、様々な精神的嫌がらせで相手を追い詰める行為は看過できません。
サイレントモラハラの被害にあっているようであれば、まずは客観的な事実関係を整理し、証拠収集に努めましょう。
そして専門家や第三者機関に相談し、適切な対応を取ることが大切です。
一人で抱え込まずアドバイスを求めることが、被害からの回復につながるはずです。