学費・生活費

モラハラ夫と別居して生活費をもらうための調停 経済的DVとは

モラハラ夫からの生活費

私が夫と別居にいたった理由の一つに経済的DVがあります。

夫は正社員の会社員、私は派遣社員なのでお給料の幅はもちろんあります。

家賃や光熱費は払ってくれていたものの、私と子供二人に渡していた金額は月35,000円。

えっ?!って金額じゃないですか?!

学校の給食費で一か月約6000円×2人分かかっているんです。

成長期の子ども二人に靴と衣服、食費、医療費、学童品、お小遣い、足りる訳がありません。

幸いにして低い給料ではありますが、私が働いていたため生活費はそこからすべて出費。

子どもの新入学や修学旅行、机や自転車の購入等の特別出費があっても、多く生活費を入れることはありませんでした。

また、私は派遣社員なので理不尽にも仕事を切られることもありますが、無職になっても何の金銭的フォローもありませんでした。

全く生活費を渡さないわけでもなく、でも少なすぎる金額。

誰かに何か言われたら「生活費渡しているよ」というため支払いかな。

しかも35,000円のうち20,000円は会社から出ている扶養手当ということが後から分かりました。

お金足りない

別居しても離婚しても生活費は期待できない

ウチの場合は、一緒に暮らしていても生活費は増えることはない期待できないと思いました。

おそらく、別居しても離婚しても過度な期待はしてはいけないとも思っています。

一緒に住んでいて経済的DVに無視が加わったら、だれもが離婚や別居したくなりますよね(><)

それに気づかないのがモラハラ夫、あくまでも自分中心です。

とはいえ、お金は大事。

子ども達を育てるためには、生活していかなくてはいけません。

当たり前ですが、それなりにお金が必要。

話し合いで離婚を進めようとした時も月々の生活費を「公正証書にしたい」と言ったら嫌がられました。

モラ夫「そんなことしなくてもちゃんと生活費はいれるから」

私「それなら公正証書にして明確にしておいてよ」

と押し問答。

結局、話し合いではまとまらなかったため協議離婚を断念し、離婚調停の申し立てをしました。



離婚調停申し立てで婚姻費決定

離婚調停は両者とも親権がほしいとひかず、結果的に2回目で不成立となりました。

でも、1回目で婚姻費(別居している際の生活費)が決定していたんです。

離婚は成立しなかったけれど、別居中の生活費が決定していたためまだ良かったと思っています。

協議離婚と違って自分たちの話し合いではなく家庭裁判所内で決まったことですから、夫も渋々でも支払ってくれると思います。

裁判所を介したことで効力が増したと言えます。

もしも夫が婚姻費を支払わない場合は家庭裁判所から勧告してもらうことができます。

法的な拘束力はありませんが、心理的強制力がありますよね。

勧告 → 履行命令 → 強制執行

いざとなったら強制執行(相手方の財産を差し押さえ)することができます。

離婚を望んでおり不成立だったものの、離婚調停をしたメリットは生活費の確保にもあると思っています。

裁判所

経済的DVとは

私は数年前まで「経済的DV」という言葉を知りませんでした。

DVはドメスティックバイオレンスと知っていたけど、イメージは暴力。

経済的DVという言葉を知った時に「これ私のことだ!」と動揺したのを覚えています。

夫婦にはお互いに生活を助け合う義務があり、生活費は収入の大小などに応じて夫婦が分担する義務を負っています(民法752条)。

収入の低い側には生活費を払ってもらう権利があるということは知っていました。

だけど、生活費を全く入れてくれないということはなかったので自分は該当しないと思い込んでいたんです。

でも、急に7万円→5万円→3万5000円に減額されたときは完全に「経済的DV」と確信しました。

私や子どもが自分の思うようにならないと減額していく感じ。

それも来月から減らすという予告もなく、渡されて驚いて「足りません」と言いに行く感じ。

そこからいくら抗議しても増えることはありませんでした。

こんなことが長い間続いていても一緒に生活していた私、都合のいい女だったんだろうなと思います。

元手がないのに出ていくお金に不安感、定期預金の解約や独身時代にためていた貯金を切り崩しすべてなくなりました。

子ども達に申し訳ないけれど、生活のために児童手当にも手をつけてしまうことも多くあります。

そういうことをいくら話しても、モラハラ夫の耳には入らない様でした。

お金

早くモラハラ夫から離れることをおすすめ

それぞれ事情は違うとは思いますが・・

いま私と同じように悩んでいる方、少しでも金銭的に余裕があるうちに別居や実家に頼る等してモラハラ夫から離れることをおすすめします。

そして、同時に離婚調停を申し立てることで一緒に住んでいる時よりも生活費(婚姻費)が多くもらえる可能性もあります。

私は7年近く悩みつづけてやっと動くことができました。

子ども達がある程度大きくなったことで理解してもらい動きやすかったこともありますが、別居約3か月後の今はもう少し早く動いておけばよかったという気持ちがあります。

もちろん節約生活は続けていかなければならない不安はありますが、夫が帰ってくる時間になると動悸がしたり、玄関のドアが開く音を聞くと怖かったりする精神的な恐怖がなくなりました。

モラハラ夫を気にすることなく、子どもと大きな声で笑ったり冗談を言ったりほのぼのした生活がとても愛おしく思います。

自由で穏やかな生活に満足。

婚姻費の振り込みが滞らないことを祈るのが、まだモラハラ夫に束縛されているようで嫌ですがそこは生活のためと割り切ります。