離婚・モラハラ

【体験談】離婚調停1回目で質問されること 陳述書・経緯書とは

待合室

離婚調停1回目で質問されること

初めての離婚調停に行ってきました。

申し立てをしたのが2021年8月20日で、実際に1回目が行われたのが9月27日。

申し立てした当初は1か月半から2か月後と言われていており後日裁判所からの電話で3日程くらい候補をあげていただき日付が決定しました。

私は弁護士無料相談やインターネットで離婚調停の知識を深めてから向かいました。

初回の離婚調停で質問されることはだいたい決まっている様です。

調停員は申立したときの書類は見ていますが、形式的なことが多いため詳細はわからないようになっています。

よって、提出している申立書や答弁書に書いたことを深堀りしてきます。

★現在の状況

・別居しているのか同居しているのか
・別居はいつからなのか
・夫婦の生活費とその負担状況

★子どもに関すること(子供のいるかたのみ)

・監護している当事者に対しては子どもの通学状況や生活について
・監護していない方の当事者に対しては子どもとの面会交流の状況等
・情緒等子どもの様子

★離婚後の生活について

・経済的にどのような生活設計をたてているか
・子供の親権や面会交流について
・仕事について

インターネット上のどのサイトをみても想定問答の様にメモをしていった方がいいとありました。

私の場合は、あらかじめ陳述書・経緯書として一週間前に上記を盛り込んだ内容を明記した書類を裁判所に提出しました。

当日は、焦ったり順序立てて話すことができなかったりすることが想定されるので、この資料作りに時間をかなり使いました。

その結果、調停員の方から「よく勉強なさってますね」と言われ資料をつくったことで良い印象をもたれたようでした。

事前に資料を提出することで調停員さんも目を通してくれたようです。

陳述書、経緯書を提出するなら離婚調停当日の一週間ぐらい前に提出した方が良い。



陳述書・経緯書とはどんなもの?

私は「陳述書」という言葉を離婚調停するにあたり知りました。

普段はあまり使われない言葉ですよね。

陳述書は離婚調停に必ず必要なものではありませんが、事前に提出しておくことで時間の短縮をはかれるというメリットがあります。

これ、とても大切なことだと思うんです。

離婚調停は、双方が30分から40分を約2回ずつ調停員に話す機会があります。

この30分で自分の要望や言いたいことを伝えきれなかったらきっと後悔すると思うんです。

ただ、あまり枚数が多かったりしてまとまってないと、目を通してくれないこともあるみたいです。

調停員さんもたくさんの案件を扱っているので端的にわかりやすくまとめることが大事です。

私が調停員さんに褒められた陳述書・経緯書は以下の構成です

1枚目 表紙 事件番号+作成日付+名前+印

2枚目 現状 申立人と相手方の名前、年齢、性別、年収

同居しているか別居しているならいつから別居か

子供の生年月日、学年、最近の様子

3枚目 経緯書 結婚から離婚調停に至るまでの経緯

2021年10月のように結婚から子どもの誕生等時系列に記入

4枚目 親権 申込人、相手方のそれぞれの要望

自分はこのような理由から親権は私の方が適していると思う等

5枚目 養育費 算定表により〇万円が適切ではないか

6枚目 自分の要望のまとめ

このような構成で事前提出したことで調停員さんが読んでいてくださり、私の場合はかなり時間短縮なりました。

ポイントとしては悪口や恨み言を書くのではなく、事実のみを書くこと。

文字だけではなく図もいれたことや、文字フォントを12ポイントくらいの大きめにしたこと(調停員さんによっては年配の方が多いため)

カタカナ言葉を多用せず、硬めの日本語で作成。

仕事でプレゼン資料を作成していたのがここで活かされました(笑)

裁判所

家庭裁判所ってどんなところ?

私は、裁判所に足を踏み入れるのは申立する時が初めてでどんなところなのかわかりませんでした。

「離婚裁判」と聞くと、広い厳格な空間で裁判員が黒い服で座っていて・・というテレビでよく見る光景を想像しちゃいますよね💦

でもね、「離婚調停」はまったく違うものでした。

まず調停のフロアに行くと、書記官室に書類を提出しに行き待機場所を教えてもらいます。

相手方と合わない様に、フロア内の配置も見ておくといいでしょう。

裁判所フロア

待合室は、相手方と申立人で離れた場所に配置してくれています。

調停室に入るまでは調停員の方が迎えにきてくれますので、鉢合わせしてしまうとしたらトイレですよね。

自分の番が終わって少してからトイレに入るのがベストなタイミング・・・等と考えていました。

待合室もシンプルで会議室の様です。

待合室

ベビーベットがあることで自分より大変な人がいるんだなと認識。

ここで相手が調査員の方と話している間、待つことになります。

調査員がいる調停室もテーブルがあるだけで雰囲気は似た感じでした。

私が待合室にいた時に他の調停で出入りしていたのは4人の方のみでした。

みんな資料を見たり、スマホをみたりで静かに過ごしていました。

まとめ

緊張せずにきちんと自分の主張をするために、雰囲気にのまれない様に裁判所への道のりやフロアの見取り図、待機場所等の把握をしておくこと。

事前に陳述書や経緯書を準備して送っておくと調停員さんとの面談が短縮できること。

相手に会いたくない時はトイレのタイミングや行く時間、帰る時間をある程度想定すること。

場所によっては電車やバスの本数が少ない所もあると思うので、終わったらすぐ帰るか時間をおいて帰るかは考えどころという方もいらっしゃるかもしれません。

また、調停員さんに味方してもらうために質問の意図をくみ取って長々と説明することなく端的に受け答えできたと思います。

まるで就職試験みたい・・なんて思いながら面談しました。

夫が長々としゃべってくれたおかげで、調停員さんの印象としては私の方が有利なのではないかなという感じがしました。

結局、1回目の調停で決まったのは婚姻費(調停中に支払われる生活費)のみでしたが、進展はあったといえます。

2回目に向けて資料作成の準備中です。