不登校になってすぐの担任の先生の対応
と涙ながらに言われたのが中学1年生の夏休み明けのことでした。
息子がもともと集団行動が苦手なのは認識していましたが、中学校生活にも慣れてきて新しい友達もできいい感じではないかと思っていた矢先のことでした。
ましていつもは泣くという感情をあまり表に出さない性格なので、号泣しながら言われた時には「どうしよう?!」「親の私がしてあげられることはなんだろう?」と一生懸命考えたり調べたりしました。
中学1年生の担任のA先生は、30代の体育会系の方ですが話し方は柔らかで清々しい先生です。
すぐに家庭訪問に来てくださったり息子と世間話も含めて、ざっくばらんに会話。
不安でいっぱいの私には過去の自分の生徒で不登校だった子のことを話してくださったりと色々アドバイスしてくださいました。
息子は最初は家に先生が来ることを拒んでいましたが、そのうち会えるようになり週に1度先生が家庭訪問する形が数か月続きました。
それでも嫌がっていましたけど、渋々面会という感じが続きました。
中学1年生の後半では、週に1度放課後にその週のプリントや提出物を取りに行くという形をとり現在も習慣化しています。
親としては、学校へは行きたくないかもしれないけれど何とかつながっていてほしい場所ではあるのでA先生の対応は適切だったと思いますし感謝しています^^
スクールカウンセリングを受けたものの・・
学校からいただいたアドバイスとしては、まずはスクールカウンセリングをうけてみることでした。
冷静なにぃには、予想通り拒否。
私も半信半疑ではありますが、親だけでもいいということで当日は一人で学校へ行ってみました。
年配の男性の先生を予測していたら、とても若い女性のスクールカウンセラーの先生でした。
物腰やわらかで優しい感じ。
でも「ご家庭としてはどういった方向にもっていきたいですか?」
というような、こちらの状況をヒアリングしたいという感じが解りました。
親を試す感じとでもいいましょうか・・。
親の立場からすると、今後はどのように子供に対応するのがいいのかのアドバイスや過去にこういう不登校の子がいましたというような事例を知りたくて行きました。
フリースクールの話や不登校児童を受け入れてくれる場所の提供等を知りたかったのです。
親にできることを教えてくれたり、子どもの心のケアを教えてくれるのではないの?!
もちろん、すぐに解決するものではないとわかってはいましたが、初回だったからかカウンセラーの先生の言葉は少なく物足りない感じで終了しました。
そして継続して何度かお会いするのかと思っていたら翌年には転勤で他の学校へ行ってしまわれました。
スクールカウンセラーって不登校の子を相手にすることが多いならなおさら、長く学校に根付かないといけないんじゃないの?!と思った出来事でした。
不登校、担任の先生との距離を縮めてみる
息子の中学校では、3学年毎年クラス替えがあります。
よって担任の先生も3度変わっています。
3人とも20代、30代の若い男の先生ですがやはりそれぞれ性格もあり対応も違います。
1年生の時のA先生は、
息子の不登校に関しても熱心で忙しい合間をぬって家庭訪問して面談してくれたり、テストを受けるのに別部屋でも受けられると教えていただいたり、給食費を止めていただく時も気持ちよく即座に応じてくださり印象のいい先生でした。
2年生のクラス替えの時にも「自分のクラスに入れたいけれど・・こればかりはどうなるかわからない」等と配慮してくれました。
結局、その先生のクラスにはなれませんでしたが、2年時にも若い温厚なB先生のクラスとなりました。
A先生の配慮があってB先生のクラスになったと思っています。
中学2年生のB先生はとても若く、先生になって2,3年目かなと思われます。
息子とゲームの話をしたり年齢が近いなりの話をしていました。
どうやって対応していけばいいかという葛藤もあるように見えましたが、私との連絡も含めて一生懸命さが伝わってきました。
先生になった経緯を話したり等、息子と二人の関係を見ていい感じではとないか思っていました。
中学2年生はほとんどクラスメイトと顔を合わすことがなく終わってしましましたが、専門の教科の宿題をみてくれたり気遣いが感じられました^^
そして現在、中学3年生の担任のC先生。
他の学校から転勤してきたのでまだどのような先生かわかりませんが、1度学力テストを受けるかどうかの連絡があっただけで、その後は何も連絡なし。
あまり不登校児に関して関心や思入れがないのか、親からすると少し距離があるなと思える感じです。(5月の時点ですけどね)
でも、不思議なことに息子にとっては一番心地いいようです。
とのこと。
まぁ、「学校に来いっ」とか「楽しいこともあるよ」と言われるよりは無関心でいてくれた方が楽かもしれませんが、親としては複雑な気持ち。
中学3年生の担任は、高校進学の際の調査書を記入してもらう先生となるわけですし、私の方がどんな先生なのか早く知りたいと思ってしまいます。
担任の先生と子供の相性って結構大事だと思っています。
コロナ禍の影響もあり、きちんと担任の先生とお会いする機会がまだない状態ですが、距離を縮めていき担任と息子の間に入ることが今できる小さなことではないかと思っています。