不登校の間違った対応
私の場合は、息子の不登校について自分の根本的な考え方から変えなくてはいけなくて、試行錯誤な状態が続いていました。
学校に行ったり行かなかったりとなった時は、息子を叱咤激励しながら学校へ行かせていました。
一般的に大人がいいそうな言葉での会話をしていました。
友達と一緒にいれて楽しいじゃん♪
自分の考え方を押し付けて、無理やり学校へ送り出して息子を苦しめていたことに気づくのはまだ後のこと。
そのうち五月雨登校からほぼ不登校へ変化。
私のピリピリやイライラが伝わってしまい不穏な空気になりました。
ご飯を食べなくなり、快活だった息子が無口にこもりがち・・・という状況が発生。
おそらく、何を言ってもダメだなと悟っていたんでしょう。
不登校という選択
普段あまり感情を出さない子が、意を決して泣きながら「学校に行きたくない」と言ってきたときは、胸が締め付けられる思いでした。
まさかうちの子がという思いと、「不登校=悪いこと」と思っていたので「これからどうしよう!」が優先してしまいました。
・勉強が遅れるのが心配
・将来自立して生活していけるのか心配
・家でゲームばかりしているが大丈夫なのか
心配が尽きないのでついつい声に出していってしまう・・
良くないと思ってもこの子のためと思って干渉しすぎてしまうんですよね。
外に出ず、部屋の隅でひっそりゲームしている息子を毎日見ているのはつらいものがありました。
日中は仕事をしているため目が届かないこともありましたが、「悪かったな」「私の対応がダメだったな」と反省。
まずは息子との関係や生活を修復していくことを決意。
「生活時間を整えること」
「散歩でもいいから毎日一緒に外にでること」
「毎日、談笑すること」
話すのではなくて談笑です(笑)
前は出来ていたのに出来なくなってしまったことから戻していきました。
徐々に笑顔が戻り、おしゃべりが戻り、食欲も戻り私に対しての不信感みたいなものが薄れていくような気がしてホッとした記憶があります(;;)ホロッときました。
ほんの2か月くらいの間でしたがすごく長く感じました。
親が一番にすべきことは、今現在の生活と整えたり今後の子どもの環境を考えたりすることなのに自分の考えや感情だけで息子を縛っていました。
不登校について息子が一人で葛藤していたんだなと気づいた時の自分のふがいなさに情けなくなります。
そんな葛藤があり、やっと「不登校という選択」もありではないかと考えられるようになりました。
心の居場所づくり
何が正解なのかは今の私にもわかりません。
ただ、不登校でもそうじゃなくても毎日のびのびと心休まる場所を提供することが親にできることではないかと思います。
親がイライラしていたら子どもが委縮してしまいますもんね。
後から考えるとどうかしていたなとわかることが、焦っていたり困ったりしているときはなかなか冷静に自分を見ることができません。
今も、もちろん心配する気持ちは変わりませんが、息子の話を聞いて中学校へ行かないなら今後どうしていくのがいいかを冷静に話せるようになりました。
道理に外れていることはピシャリといいますし、楽しいことがあると二人でゲラゲラ笑ったりもします。
親が子供に対して過保護でも過干渉でもなく、放任でもない中間の対応ってなかなか難しいですよね。
今は私の失敗や間違いを息子が正してくれたり、力仕事を引き受けてくれたりと頼もしい存在になってきてうれしい限りです。
ゆっくりとじっくりと息子と向き合って子どもの心の居場所をいつでもつくってあげようと思っています。
真面目に答えなくてもいいのに、いつも冷静なにぃにです(;^_^A