不登校だけど定期テストは受けること
中学1年生から不登校になった息子。
学校に通えたのは1年生1学期の50日程です。
そこから登校することが減っていき夏休み明けからは完全不登校となりました。
夏休み明け2学期は息子も私もなんだか欝々、悶々とした日々を過ごしており家の中が戦々恐々としていたのを覚えています。
もちろん学校へは1日も行かず。
3学期に入って少しずつ落ち着いてきて先を考えることができるように回復してきました。
課題等の提出物を出すようにしたり、定期テストだけは苦しみながらも受けにいくようになりました。
不登校児にとっては苦しい定期テスト。
だって、勉強もわからないし学校に行くだけでストレスとなるのにその嫌な場所でうけなくてはいけない。
しかも、ストレスたまる場所で受験した点数で評価をされてしまうのですから。
それでも定期テストは受けた方がいいというのがある程度証明された実例があります。
本人の了解を経てにぃにのテスト得点表と通知表を公開。
定期テストを受けると評価される
にぃにの中学1年生のテスト得点です。
赤はテストを受けた時、青はテストを受けなかった時です。
1学期は少し学校に行けていたので良いとはいえませんが、なんとなく得点はとれています。
長い2学期は一度も学校へ行けずだったので定期テストも受けていません。
学年末テストは1日目でギブアップという感じです。
これが通知表に反映されるとこうなります。
1学期は少し通っていたのでほぼ「3」がもらえました。
2学期は一度も学校へいっていたないので評価ができず「1」。
3学期は、テストだけは受けたり提出物をだしたりしたので「2」がもらえている教科があります。
まずは、学校へ行かないと評価がされないというのが今の日本の学校教育であるということがわかります。
提出物もなくテストも受けないとオール1となるのは理解できます。
評価のしようがないですから。
不登校の子はまず学校へ行けないのですからテストを受けて点数を取ることよりもその前に高い壁があることを学校側に理解してほしいと思います。
不登校児のテストの様子
うちの息子の中学校では、不登校の子は別室でテストを受けられます。
先生から教室で受けるか別室で受けるか聞かれ、受ける意思があるときは別室で受けています。
別室内の様子を聞くと、1クラス1人ぐらいの人数の子がいて学年ごとに場所を指定されてテストをしているようです。
10クラスあれば10人、20クラスあれば20人と考えると恐ろしく多い気がしますが文部科学省のページをみても現在では妥当といえる人数みたいです。
コロナ禍に入ってからは学年ごとに教室も分けられはじめました。
知らない人同士だからから休み時間も静かで、誰に何を言われることもないので自分のクラスにいるよりは楽とうちの子はいいます。
普段勉強していないのでテストはほぼわからないということもあり、時間をもてあましてしまうことも多いようです。
主要なテストは可能なら受けた方がいい
もしも別室登校が可能であるならば、受けた方がいいというのが結論です。
結果はともかく受けられたらラッキーみたいな。
得点と通知表を見てわかるように、テスト受けないと評価さえしてくれないというのが現状です。
うちはもう無理ですが、全日制高校を受験するなら内申点も必要なことが多いですからね。
また、点数をとれたことによって本人の自信にもつながる可能性があります。
終わったあとはかなり疲れが出てしまいますが、ねぎらってあげましょう。