クラス替えの配慮
毎年2月に、年度末ということと次年度についてということで担任の先生と3者面談があります。
その時に、言われるのが次のクラス替えのこと。
「誰か一緒のクラスになりたい友達はいないか」
というちょっと配慮していただけるような質問がされます。
親としては少しでも気があう友人が同じクラスにいることで、学校に行きやすくなるかなと期待せずにはいられません。
それなのに・・
と答える息子。
いやいや、気持ちはわかるけど先生がせっかく聞いてくださっているのにーーー💦
もう一度聞かれてやっと、小学校からの仲良しの子の名前が出ました。
この質問は2年生の2月の面談にも聞かれ、3年生になってからも同じクラスに普段遊びにいっているような仲のいい子がいます。
これは、中学での配慮なんでしょうね。
特別扱いみたいな感じもしますが、何がきっかけで学校に行くようになるかもしれないから学校に行きやすいような環境を整えるということでしょう
不登校だからこそ体裁が気になる
一方で、「不登校の子が周りにいて迷惑だ」 「学校に行かなくていいなんてずるい」と思っている子も少なからずいることでしょう。
息子曰く、「今まで学校に行っていないし勉強していないのに、どの面下げてクラスメイトですと登校できるのか」とのこと。
息子の中学校は1学年10クラスある人数の多い学校ではありますが、そういう周りの目とか体裁ということも気にしているんだなぁということがわかりました。
いつもは「どうでもいい」という言葉を口癖のように言っている息子も、結構繊細な所に頭がまわっていることに妙に感心したりもしました。
「ジャージなんてこの中学校で何て名前でって刺繍されていて、犯罪者の様じゃない?」
という息子の言葉に驚き。
それを普通と思ってきたけど、確かに囚人も施設の中で同じ服きて名札を付けて管理されている感じはわかります。
確かに行っていることは間違っていないかも。
そういう窮屈さを感じているんだなと気づく一言でした。
なんかそういわれると身もふたもないような。。。
そこで偶然同じクラスになる友人とのご縁と一緒に成長していけることをわからないまま中学という時をすごす息子を少し不憫に思ってしまいました。
不登校のメリット?!
同じクラスになれる人を名指しできるなんて、普通に登校している子にとってはとてもいいメリットになりますよね。
でも、それが不登校の子にとっては何の意味ももたないこともあります。
うちのにぃにも先生と話が終わった後に、「クラスに仲のいい子がいても学校行く気ないからね」と・・
学校の配慮もうちの息子には響かずでした。
不登校の要因はたいていは1つではなく複数の要因があります。
クラスになじめなかったり友人とのトラブルも多いと思います。
「同じクラスになりたい子」ではなく「同じクラスになりたくない子」も選択できたらいじめを理由に不登校の子には少しいいメリットになるのではないかと思った今日この頃。
こういった配慮は、うちの地域のことだけではなく全国的なものなのかもしれないですね。