中学生の不登校の悩みの一つは高校進学についてです。
「学校へは行けないけど高校卒業資格を得たい」となれば、通信高校が選択肢の一つとなりますよね。
小中学校は義務教育のため、たとえ1日も出席しなくても卒業はできるとわかりましたが、高校はスクーリング(登校)なしで卒業できる学校はないようです。
そうであるならば、なるべく通学日数が少ない高校が選択肢になると思います。
同じように悩んでいる方多いと思います。
スクーリングが全くない高校はない様ですが、できる限り少なくしている学校は多いようです。
毎日通わなくていいということで障壁は下がりますが、通信高校であっても学校によって対面で授業をうけないといけない日数は違います。
まずは、高校の卒業条件からみていきましょう。
通信高校の卒業するための要件
卒業要件1:3年間以上在籍すること
高校の卒業資格を得るためには通信高校に限らず「3年以上(36か月以上の在籍」が必要です。
1年で習得できる単位数にも上限があり、早く単位をとっても3年間の在籍が必須となります。
卒業要件2: 必須履修科目74単位以上を修得すること
3年間で74単位以上を習得することが必要です。
通信高校では必須科目の「レポート+スクーリング+テスト」の3つを達成することで単位の認定がされます。
卒業要件3:30単位時間以上の特別活動を行うこと
特別活動として30単位以上必要です。
特別活動とは、授業以外の学校行事のことを指しており修学旅行や文化祭、入学式や卒業式等の他の人との協調的な取り組みがあげられます。
この特別活動がスクーリングに合わせて実施される通信高校がほとんどです。
特別活動がスクーリング(登校)の理由
不登校になっている方の中には大勢の人がいるのが苦手な方もいると思います。
でも、社会の中で生きるには他の人との最低限のコミュニケーションが必要となります。
最短で高校卒業資格を得たい人のために様々な高校がスクーリング日数を極力短くする方法を実施しています。
インターネットやメディアを通して、通常だと年間20日程度予定されているスクーリングを単位数に応じて短くする方法です。
週や月に1回という範囲から、年に数回という高校まで様々です。
また、まとめて集中的にスクーリングをうけられる学校や宿泊を伴い3泊4日で1年のスクーリングを受けられる形の高校もあります。
「月1回なら登校できるかも」
「年に5日ぐらいの登校ならできそう!」
「3泊4日で一気に単位とれるならその方がいいな!」
その子の希望に合わせて学校を選択できます。
私たち親世代では学校に行かないと選択肢が少なかったものの、今の時代は複数の選択肢があっていいですよね。
高校卒業資格をストレスなしで取得は可能?!
高校の制度には、「単位制」と「学年制」の2種類があり、通信高校は「単位制」がほとんどです。
どの単位を取らなくてはいけないか、レポート提出やテスト日程等のスケジューリングは自分でしなくてはいけません。(サポートしてくれる高校もあります)
また、大勢の場所やコミュニケーションが苦手でも対面授業は受けなくては高校卒業資格を得ることができません。
その子の状況にはよりますが、全くストレスなしでという訳にはいかないのが現実ですね。
でも、そういったコースの需要があるから各高校が単位がとりやすいよう工夫しています。
高校進学も心配ですが、その先のことを考えて高校選びをしないと不安が不安を呼んでしまいそうなので調べてみました。