離婚調停申し立てで婚姻費決定

離婚調停は両者とも親権がほしいとひかず、結果的に2回目で不成立となりました。

でも、1回目で婚姻費(別居している際の生活費)が決定していたんです。

離婚は成立しなかったけれど、別居中の生活費が決定していたためまだ良かったと思っています。

協議離婚と違って自分たちの話し合いではなく家庭裁判所内で決まったことですから、夫も渋々でも支払ってくれると思います。

裁判所を介したことで効力が増したと言えます。

もしも夫が婚姻費を支払わない場合は家庭裁判所から勧告してもらうことができます。

法的な拘束力はありませんが、心理的強制力がありますよね。

勧告 → 履行命令 → 強制執行

いざとなったら強制執行(相手方の財産を差し押さえ)することができます。

離婚を望んでおり不成立だったものの、離婚調停をしたメリットは生活費の確保にもあると思っています。

裁判所

経済的DVとは

私は数年前まで「経済的DV」という言葉を知りませんでした。

DVはドメスティックバイオレンスと知っていたけど、イメージは暴力。

経済的DVという言葉を知った時に「これ私のことだ!」と動揺したのを覚えています。

夫婦にはお互いに生活を助け合う義務があり、生活費は収入の大小などに応じて夫婦が分担する義務を負っています(民法752条)。

収入の低い側には生活費を払ってもらう権利があるということは知っていました。

だけど、生活費を全く入れてくれないということはなかったので自分は該当しないと思い込んでいたんです。

でも、急に7万円→5万円→3万5000円に減額されたときは完全に「経済的DV」と確信しました。

私や子どもが自分の思うようにならないと減額していく感じ。

それも来月から減らすという予告もなく、渡されて驚いて「足りません」と言いに行く感じ。

そこからいくら抗議しても増えることはありませんでした。

こんなことが長い間続いていても一緒に生活していた私、都合のいい女だったんだろうなと思います。

元手がないのに出ていくお金に不安感、定期預金の解約や独身時代にためていた貯金を切り崩しすべてなくなりました。

子ども達に申し訳ないけれど、生活のために児童手当にも手をつけてしまうことも多くあります。

そういうことをいくら話しても、モラハラ夫の耳には入らない様でした。

お金

早くモラハラ夫から離れることをおすすめ

それぞれ事情は違うとは思いますが・・

いま私と同じように悩んでいる方、少しでも金銭的に余裕があるうちに別居や実家に頼る等してモラハラ夫から離れることをおすすめします。

そして、同時に離婚調停を申し立てることで一緒に住んでいる時よりも生活費(婚姻費)が多くもらえる可能性もあります。

私は7年近く悩みつづけてやっと動くことができました。

子ども達がある程度大きくなったことで理解してもらい動きやすかったこともありますが、別居約3か月後の今はもう少し早く動いておけばよかったという気持ちがあります。

もちろん節約生活は続けていかなければならない不安はありますが、夫が帰ってくる時間になると動悸がしたり、玄関のドアが開く音を聞くと怖かったりする精神的な恐怖がなくなりました。

モラハラ夫を気にすることなく、子どもと大きな声で笑ったり冗談を言ったりほのぼのした生活がとても愛おしく思います。

自由で穏やかな生活に満足。

婚姻費の振り込みが滞らないことを祈るのが、まだモラハラ夫に束縛されているようで嫌ですがそこは生活のためと割り切ります。

 

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