朝の腹痛に悩まされる
平日の朝、通学や通勤でバタバタと準備をして忙しい人が多いでしょう。
我が家も同様で、共働きで中学生の息子の下に小学生の娘もいるので全員が短時間で準備をすることとなり1日の中でも一番忙しい時間です。
そんな中での息子の腹痛。
トイレに駆け込むものの、朝はみんな順番待ち状態。
更に私の通勤時間、息子の通学時間になってもトイレから出てくる気配がなく中学校に欠席か遅刻連絡の電話をかける時間が近づいてきます。
結局、お休みの連絡をいれて私が急いで出社したり、何とかトイレから出てきて学校へ行ったりする日が続きました。
とお薬を飲ませたり持たせて登校させたりすると渋々学校へ行くという状況が続きました。
食事を気を付けたり胃腸に優しいものを食べさせたりしました。
でも、毎日のように朝の腹痛が続くんです。
「さぼりぐせでは?」「嘘なのでは?」と疑念がわきました。
何度も玄関前やトイレまで繰り広げられる葛藤は、今でも思い出してしまいます。
腹痛の原因は・・ストレス
最初は「学校へ行きたくない」なんて言わなかった(いえなかった?)ので、病院へ連れて行かなくてはと思っていたんです。
でも、私が行った後しばらくすると痛みは治まることや「遅刻するくらいなら行きたくない」というよくわからない理由から察してきました。
直接は言わないけど、学校へ行きたくないのだなと。
それでも異常があっては困ると病院へ連れていきました。
原因として考えられるのは「過敏性腸症候群」とのこと。
異常は見つからないのに腹痛や不快感が起こりガス過多やゴロゴロしたりする病気のようです。
「ストレスに対して自律神経のバランスを乱しやすい素因のある」という所で、原因はやはり学校だなと思いました。
ちょっと疑ってしまい、実際に便の確認までした私です(;’∀’)
嫌な親だったかも・・。
でも、心配になりますよね。
お昼過ぎから夜までは腹痛はなくなります。
そして土日の朝も昼頃まで寝ていることも多いですが腹痛はありません。
大人でも行きたくない朝は、腹痛や頭痛あることがありますもんね。
身体は正直です。
五月雨登校から完全不登校へ
「五月雨登校」という言葉も不登校になってから知ったのですが、学校へ行ったり行かなかったりという意味です。
腹痛が続き、お休みが続き、そして完全に学校へ行かなくなりました。
でも、腹痛により息子が学校へ行きたくないのがわかったこと、「助けて」という信号を出していたことがわかりました。
当時はそのように考えることはできませんでしたが、もっと深く傷ついてから学校行きたくないという気持ちに気づくよりはまだ浅くてよかったかなとポジティブにとらえています。
中学生の朝の腹痛が必ずしも不登校のサインである言えませんが、何度も続いたり他の時間は腹痛がなかったりした場合は、不登校を疑って様子見した方がいいかもしれません。
不登校2年目の今は、その腹痛はどこへやら??
元気いっぱいでご飯大盛食べて、ゲラゲラ笑って時々筋トレしています。
あの時は、私自身もとても悩んで焦って困って慌ててストレスにもなっていましたが、それ以上に子供も不安だっただろうなと思います。
身体はどんどん大きくなっていく成長期の中学生ですが心はその身体についていけない場合もあると思います。
息子の気持ちを理解すること、察知すること・・かといってあまり気をつかわないこと(笑)
子どもの心と身体の健康を保つために、親として今できることをしていきたいと思います。